「高卒で転職することは難しい」と思っていませんか?実は私も以前そう思っていました。「妥協しなければ仕事は探せない」「労働環境の良い会社には転職できない」と決めつけていたんです。でも実際に転職活動をしてみると、高卒でも歓迎してくれる会社はあることに気づきました。
私は高卒で就職し、7年間金融業界で働いてきました。退職後は業務経験を生かして事務職の求人へ応募。(あとで聞いた話ですが、倍率は50倍の人気求人でした)当日に内定をいただき、月収は5万円アップしました。内定が取れた理由は事前準備を徹底したことが大きいと思っています。そんな私の前職から転職までについてお話しします。
転職は難しい?高卒でも倍率50倍の人気求人で内定取れた理由【体験談】
前職と転職理由
金融機関に18歳(高卒)で就職。事務職で入社し、受付・事務処理・金融商品の販売等を経験。ノルマが課されるようになり、いつの間にか営業担当に。個人・法人先へ訪問し営業活動も経験しました。コツコツ昇給し役職も付きましたが手取りは月20万…業務と給料が伴っていないと感じて転職を決意しました。(細かい転職理由については今回省略します)偶然見つけた中小企業に入社し、月収5万円アップが叶いました!
履歴書などの資料作成
会社について調べる
事前に応募する会社について調べると思いますが、履歴書・職務経歴書を作る前に調べるのが重要です。書類選考通過を目指して、事前資料の中で熱意を伝えましょう。例えば「貴社の〇〇に感銘を受けた」などの文章を入れることにより、ホームページを読んでいるというアピールができます。また、面接時の質問事項を考えるネタにもなります。私はホームページと求人票、クチコミ等をよく読んで大量に質問を用意しておきました。面接当日、話の中で自然に質問が出てきて、そこが好印象だったようです!
職業訓練や転職エージェントに頼る
私は5ヶ月間、事務系の職業訓練に通っていました。そこでは下記のようなサポートがありました。面接対策、就職に関する相談、職務経歴書・履歴書の作成サポート等。これらは転職エージェントにもサポートしてもらえます。転職活動をするなら絶対に職務経歴書を用意しておいて損はないです。求人応募直後に提出を求められることもあります。(私の場合は応募後に連絡が来て、1週間以内に提出してくださいと言われて焦りました💦)現職では人材採用にも携わっていますが、応募者には追加で職務経歴書を提出するように依頼をしています。
超簡単な面接対策
高卒でも倍率の高い会社から内定を貰えた理由は他でもなく面接時の印象が良かったからです。(面接官に後で聞きました)といっても、レベルの高い回答を連発したわけではありません。3つのことに注意して面接に臨んだだけです。
- 事前調査
- 矛盾のない受け答え
- アプリを活用した面接練習
順番に説明します。
事前調査
私はホームページと求人票・クチコミなどをよく読んで大量に質問を用意しました。質問を用意しておくことで、当日自然な流れで質問ができます。質問がある=興味があるという印象を与えることもできます。意欲が伝われば、高卒でも十分にチャンスはあると思います。※時間の配慮も忘れずに!
矛盾のない受け答え
面接で質問されそうな事項について、回答を考えておくだけでは準備不足です。回答全体と事前に提出した資料を見直し、矛盾しているところがないか確認する必要があると思います。私は現在面接官を担当することもあります。転職理由や志望動機などを聞いてくと、矛盾に気がつくことが意外とあります。矛盾点があると、何かを偽っているのでは?と怪しまれてしまいます。嘘をついていると思われてしまうと、採用もされにくいと思います。内容全体を事前に整理し、矛盾のないようにしておくことが重要です。
矛盾のある面接の例はこちら!
実例はお伝えできないため難しいですが、例を挙げてみます。応募者Aさんは派遣社員として働いており、転職を目指して面接にいらっしゃいました。事前にいただいた資料には「頑張って働いているのに正社員になることができず、やるせなさを感じている」という内容を記載していました。面接の質問で「①派遣先から、正社員にならないかと声をかけられ、実際に派遣から正社員になるような事例はあるか」という質問に『はい』と回答。「②あなたも正社員にならないかと声をかけられたか」という質問に『今の派遣先でそういった話が来た』と回答されました。重ねて「声がかかっているのに断って転職しても後悔はないのか」という質問に、『全く問題ない』と回答しました。
極端すぎる事例ですが、このような回答では矛盾がありますよね。『正社員の話が来た』が本当なのであれば、事前の資料の『正社員になれないから転職活動をしている』が偽りであると思われても仕方ないです。矛盾を感じさせないためには「資料提出の段階では正社員の話が来ていなかった。現職の環境も良いが、御社に魅力を感じたので転職したい」などの補足を入れて回答する必要があると思います。
アプリを活用した面接練習
私はスマホのアプリを活用し、面接練習を行いました。AIが面接官となり、よくある質問をランダムで読み上げてくれます。この機能があれば好きな時に好きなだけ面接の練習をすることができます。緊張に弱い私ですが、練習のおかげで面接当日もスムーズに会話ができました。ただ、このやり方だけでは回答の内容が矛盾していたり、あまり良くない回答をしていても指摘を受けられません。必要に応じて、対人で練習をすると良いと思います。
それでも転職が厳しい時は…
当たり前のことかもしれませんが、求人が出るタイミングは会社が人材を必要とした時だけです。私が転職できたのもタイミングが良かったからです。でもそのタイミングを逃さないためには定期的に求人を確認することが重要だと思います。私も希望条件に合う求人を探し続け、4ヶ月目でやっと良い求人に出会えました。諦めなくてよかったです。
まとめ
低学歴でも転職のチャンスはあります。すぐには良い会社は見つからないかもしれません。でも諦めないでください。探し続ければきっとチャンスに気づくことができます。そしてしっかり準備をして行動すれば掴めます。あなたが求める働き方が叶うよう、応援しています