大学へは行くべき？高卒の実体験から考える大学へ行くメリット・デメリット

「大学へは行くべき？」という議論をしている動画を時々見かけます。それぞれの経験からさまざまな意見が飛び交う様子を楽しく拝見しています。どちらの意見も「なるほどな」と思うことがあります。今回は、大学に行かなかった私の経験を基に、メリット・デメリットについて説明していきます！

大学へ行くメリット

私が考えるメリットは３つあります。

仕事の幅が広がる

大卒でないと就職できない仕事もたくさんあります。進路が決まっていない人こそ、幅を広げておくために大学へ行っておいた方がいいと思います。また、転職をする場合でも大卒の方が有利です。「大卒以上」と募集条件に記載されているケースもよくあります。

高卒の就職・転職は「運」次第ような気がします。私は運が良かったですが、転職の応募条件で自信を失いかけました。「大卒であること」を重要視する企業が多いということを覚えておいてほしいです。

専門の知識を学べる

将来の夢に近づくために、専門知識を得ることは重要ですよね。やりたい仕事がある人は、それに合わせた勉強ができる大学へ行くことで、夢を掴むことができるかもしれません。個人的には、もし夢が叶わなかったとしても、やり切ったという経験は強いと思います。

人間関係を学べる

私は大学で人付き合いを学んでおくことも重要だと思います。中学・高校よりも自由度が高くなり、楽しいだけではなく様々なことが経験できて学びがあるはず。コミュ力も磨けそうです。（経験していないので想像です）

高卒で就職した先には大卒の方も複数いました。大卒の方は、距離の縮め方が上手な方が多かったと思います。研修中、発表などの機会でもユーモアを交えながらやり切る人が多かったです。大学生活で場数を踏んできた結果だと感じました。また、大卒は飲み会慣れしているのか、立ち回りが上手でした。会社の飲み会で失敗した私とは大違いでした💦

大学へ行くデメリット

お金がかかる。これに尽きると思います。私が高卒の理由も、お金が関係しています。

大学に行かなかった理由

私は中学生の頃、高卒で働くことを決めました。大学へ行かなかった理由は…

順番に説明したいと思います。

親の学歴

私の両親は「中卒」です。中卒を否定するつもりはありません。私はそういった家庭で育ったため、大学へ行くことの必要性を感じていませんでした。お金で苦労している場面を見ても、学歴が関係しているという発想には至りませんでした。

貧乏な家庭

母子家庭で育ち、給食費を滞納してしまうような家庭でした。大学の学費は払えないだろうと思っていたので、義務教育が終わったら就職しようと決めていました。「親に迷惑をかけたくない」「好きなものを買える自由が欲しい」という気持ちもありました。

お金の知識がない

母親はお金の知識がなく、消費者金融から借金をしていました（高い利息を払っていたことでしょう）。私も同じく、知識がありませんでした。奨学金は頭の良い人だけのものだと勘違いしていました。教育ローンについては、存在も知りませんでした。もし知っていたら、在学中は利息だけ親に払ってもらい、卒業後は自分で働きながら返済するという道も選べたのかなと思います。

高卒は不幸？

私は今のところ、不幸だと感じていません。しかし、高卒を薦めたいとは思いません。高卒で就職することは、よく調べて考えた上での選択であれば良いと思います。そうでなければ「大学へ行くこと」を薦めたい。大学で、自分の可能性を広げてほしいなと感じます。